代表挨拶

ご挨拶

シェルパは創業43年を迎えました。
これも創業時から現在までたくさんの方々にお支え頂いたことと深く御礼申し上げます。

創業以来、当社の基本理念である『共育・共生』はお客様と共に歩き、学び、育つことです。

これは登山アウトドアのビジネスに限ったことではなく、私共を取り巻いている地域の環境に寄り添い、その地域で生活する人々のために行動し働くことと考えております。

当社は登山用品やアウトドア用品の販売、自然を楽しむ登山の企画、登山バスの運営のみならず、近年は地方創生活動にも力を入れ、それぞれの自然環境に合わせた遊びを取り入れたイベント等をお客様へご提案させていただいております。これも皆様のお声を頂戴し、共に考えた結果、現在の形に辿り着きました。

さらに、この素敵な自然環境を次の世代へ残していくのも私たちの使命と考えております。『やっぱりシェルパだね』と次世代まで言っていただける様に創造力を膨らまし努力します。

先の平成28年熊本地震では当社の本社が被災しました。幸いにも当社社屋・社員に甚大な被害はありませんでしたが、非常に多くの方からご支援を頂きました。
被災時に頂いた皆様からの『愛』を毎日、心において生きていきます。本当にありがとうございます。

皆様がシェルパを育ててください。そして、シェルパが皆様のお役に立ちます。
今後も登山やアウトドアに関わる事で私たちにできる事に積極的に力を注いで参ります。

今後とも宜しくお願い致します。

株式会社 シェルパ
代表取締役社長 阿南大吉

創業者挨拶

みなさまと共に歩き「共育・共生」が私の願いです。

私が初めて山に登ったのは15歳の夏、久住山でした。
当時、「登山をしたい」と思って登ったのではなく、叔父に連れられて荷物持ちで登った事がきっかけです。
しかし、その時の印象は山頂からの眺めや景色が良いという事への感動ではなく、行き交う人達が交わす挨拶に感動したことを今でも鮮明に記憶しています。
見知らぬ人が「こんにちは、頑張ってください」と声かけることに感動したことが私の登山の第一歩でした。

それからは休みになると豊肥線一番列車に乗って阿蘇駅まで行き阿蘇高岳、根子岳そして横断バスで久住山へと通い、登山仲間もでき青春時代は登山で明け暮れました。

23歳の時にバングラデシュやインドなど東南アジアに行く機会があり、そこで見たものは明日の食べ物がなく路上で死んでいく人達がいる現実でございました。

食べれるものを食べ残したりのこれまでの自身の生活に、大きな反省と「これでいいのか」と自問自答する年月が過ぎましたが、悩んだ結果どうしても自分の生きる証を残したいと思い、勤めていた会社を辞めることにしました。

しかし辞めても何もできず、自分に出来るものは山を皆さんと一緒に歩かせていただくことだと「世界の登山道具と企画の店シェルパアナン」として25歳の10月10日に小さな登山専門店を開店しました。

わずか5坪の店、山仲間のみなさんと共に作った店。

その時、結婚もし第2の人生がスタートしましたが食えない日々が続きました。しかしそんな時も山仲間に助けられ、支えられてどうにか食いつないできたことでした。3年ほどして10坪の店を借り「シェルパアナン」から「シェルパ」に変更しました。
なぜならば、文字が多いと印刷代が高くなるからと短くしたものでした。それから間もなく20坪の店を借り、登山用品店らしくなりました。15年経ち現在の新屋敷1丁目に50坪の店をお借りしました。

遠征登山も国内から海外登山まで行くようになりました。

海外の山も出かけますが私は山頂に立つことよりも、その地で生活している人が好きで同じ山を何回も訪ねています。シェルパの故郷ネパールは毎年訪ねています。

創業40周年で代表を退き、息子の大吉・志武喜に「シェルパ」をお願いしました。
しかし今も変わらない願いは「自然と共に育ち、共に生きる、“共育・共生”」の基本理念です。

今でも毎朝心からの感謝を込めて、「昨日までのお礼」「今日の出会い」「明日へのチャレンジ」を唱和します。

5坪のシェルパをお支えいただいた方のおかげで今日の「シェルパ」があります。また今日までに、たとえ1回でもシェルパにお越しいただいた方々のおかげで今日があります。そして今日新しい朝を迎えます。今日おいでいただくみなさまが明日へとつなぎます。

あなたに出会えたことが私の生きている証として今日があります。これからも生涯、「生きている証」を残してまいります。

皆さまのお支えに心より感謝申し上げます。


阿南誠志