大船山(たいせんざん) 大分県竹田市 標高:1,786m

山情報

岡藩主も愛した四季の変化が美しい 大船山

写真:紅葉に染まる大船山 撮影:宮崎店 中野


大分県竹田市に位置する、標高1,786mの大船山は、九重連山で3番目に高い山で、船をひっくり返したような山容からその名がついたと言われています。四季の変化を美しく感じることができる「くじゅう連山」の中で、大船山の山頂からながめる九重の山々は、九州の登山を楽しむ方であれば、一度は見るべき光景と言えるのではないでしょうか。
春はミヤマキリシマの大群落で山がピンク色に染まり、秋は紅葉のグラデーションが素晴らしく、冬は雪深く、登山を楽しむ方々の心を惹きつけています。中でも、大船山山頂一帯のミヤマキリシマは花の百名山にも選ばれ、国の天然記念物に指定されています。
大船山から1時間少々東に下ると、大船山を愛したことでも知られる岡藩主、中川久清公の墓所があります。

美しい御池(おいけ)

山頂直下にある御池(おいけ)は、紅葉の時期には池のほとりまで下りて、静かな空気の中、美しい紅葉と湖面に映る紅葉がとても素晴らしいポイントです。 上から眺める御池も素晴らしいですが、是非湖面に降りて静かな中に映し出される絶景を眺めてみてはいかがでしょうか。

素晴らしい山頂からの絶景

大船山の魅力の一つとしては、その素晴らしい山頂からの眺めにもあります。眼下にはくじゅう連山を一望でき、くじゅうの美しい山のパノラマを楽しむことができ、遠くには由布岳などをくっきりと眺めることが出来ます。 息が上がって苦労してもこれだけの絶景が待っていれば、一気に疲れが消えてしまうような、そんな素晴らしい眺めが待っています。
山頂では、紅葉などの混雑時期以外は、ゆっくりとできるスペースもありますので、しばし周囲の美しい景色に見惚れながら、食事をとるのもお薦めです。

登山コースが豊富

大船山は登山ルートが豊富なのも魅力の一つです。コース設定によって初心者から上級者まで、レベルに合った登山を行うことが可能です。日帰りの山頂アタックから縦走登山。そして一泊二日の山小屋泊やテント泊まで。一度だけでなく何度でも訪れたいとリピート率が高いのも、多彩なコース設定が組めて様々な大船山の表情を楽しめるからなのでしょう。ただ各登山口から山頂までが距離が少し遠いため、時間には余裕を持って出発しましょう。初心者におすすめのコースは吉部登山口から暮雨(くれさめ)の滝を経由して坊がつる湿原を目指し大船山へ登ると最短コースで下山に大船林道を行くと秋は紅葉を楽しめます。作業道路で道幅が広く迷う心配が比較的少ないので初心者にはオススメしやすいかもしれません。
ただし初心者の方は迷わずベテランの方に同行していただいて楽しみましょう。

一度は泊まりたい!九州最高所の温泉宿「法華院温泉山荘」

九州にもここ「くじゅう連山」には山小屋があります。しかも九州でいっちばん高い場所にある温泉に入れる山小屋です。その名も「法華院温泉山荘」。その昔「天台宗九重山白水寺法華院」という名前のお寺があった場所で1,882年に全坊焼失を期に山荘を始められたそうです。山荘にはお寺時代の11面観音菩薩像が観音堂に安置されていて、訪れる登山者の安全を見守ってくれています。温泉で汗を流し、雄大な山に囲まれて生ビールを飲む幸せは訪れた者だけが味わえる至福の時間と言えるでしょう。山に登って一泊するもよし、一泊して早朝から登山を楽しむのもよし。きっと思い出に残る登山になります。

大船山

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