根子岳(ねこだけ) 熊本県阿蘇郡 標高:1,408m

山情報

阿蘇五岳の末っ子 神様に稲穂で頭を叩かれギザギザの岩山となった根子岳

写真:紅葉の根子岳 撮影:寺崎佳宏様


熊本県阿蘇郡高森町に位置する標高1,408mの根子岳は、凄まじいまでのギザギザの山容が非常に特徴的です。
その山容がどこから見ても同じように見えることから、七面山(しちめんざん)とも呼ばれています。
阿蘇五岳を大観峰から眺めると、その山容はまるで仏が仰向けになっている姿のように映り、仏の涅槃像としても多く知られており、根子岳はその顔の部分の山です。
神話の中では、阿蘇五岳(高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳・根子岳)の末っ子とされており、誰が一番高くなれるかを競っていた際にやんちゃをしたことで、阿蘇大明神の怒りをかってしまい
稲穂の先で何度も頭を叩かれて、今のようなギザギザ頭になったとされています。

登攀技術を強いられる歴史あるコースが存在

根子岳へは一般的に大戸尾根コースから東峰を目指して登ることが多いです。
熊本地震の影響などにより、現在は崩落個所も多いですが、元来は根子岳といえば登攀技術を用いて縦走をする方や鎖を使って天狗峰まで登られていたり、高い志を持つ多くの九州の登山家が登ってきた歴史があります。ザイルを持参し、冬にはアイゼンやピッケルを用いての上級者が多く訪れるルートがありました。
※現在は地震の影響で非常に危険個所も多く、入山規制もありますのでご注意ください。なお、初心者だけでの一般的でないルートへの入山は決して行わないようにしてください。

大戸尾根コースからの紅葉は絶景

根子岳に登る一般的なコース「大戸尾根コース」では、浸食された尾根道を登ります。雨天の際は非常に滑るので気を付けましょう。
10月下旬から11月上旬にかけて、尾根の西側「地獄谷」の紅葉は目を疑うほどの美しさを持っており、しばしその素晴らしい風景に足を止めてしまいます。
この紅葉だけでも根子岳に訪れる価値はあると自信を持ってお伝えできるほどの景観です。

山頂は狭いが素晴らしい景観

根子岳に大戸尾根から登れば、阿蘇の南外輪山や遠くは祖母傾の山の姿も眺めることができます。
また広くはありませんが、山頂の展望は阿蘇独特の雄大さを持ち、釣井尾根(北側の尾根)の美しさや素晴らしい存在感をほこる天狗峰など、飽きることがありません。

お奨めシーズン

冬季を除けば多くの花を見ることができます。
また地獄谷の四季の移り変わりは非常に美しく、四季を通して楽しんでいただきたい山の一つです。
悪天候時や天候が不安定な場合は、入山を控えることをお勧めします。

根子岳

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