モッチョム岳 屋久島 標高:940m

山情報

クライマーからも愛される屋久島の岩峰 モッチョム岳

写真:麓から眺めるモッチョム岳 撮影:熊本本店 篠崎


モッチョム岳は鹿児島県の屋久島町尾之間地区にある、標高940m、荒々しい花崗岩(かこうがん)から形成された岩峰の山で海沿いに面した位置にある為、山頂からの素晴らしい景色を望む事が出来ます。漢字では「本富岳」と書きます。
年間を通して雨の多い屋久島には沢山の滝が点在しており、中でも有名な滝と言えば「大川の滝」、「トローキの滝」や「千尋の滝」などが有名ですが、その千尋の滝からモッチョム岳に登ります。

クライマーからも愛さるモッチョム岳

クライミング(岩登り)をする人の事を、ぞくにクライマーと言います。
屋久島は硬い花崗岩で出来た島で岩場がとても多く、中でも「モッチョム岳」と「七五岳」と永田岳の「障子岳周辺」の
岩場は屋久島の三大岸壁と言われています。

モッチョム岳登山は事前に登山道の把握が必要です

標高は940mほどでそれほど高くないので、「意外と簡単なのかも」と思われる方も多いですが、実際は急傾斜が続き、木の根で足場は悪く、ロープ場も多く、体力も必要とするので、そう簡単には登らせてくれません。
千尋の滝駐車場から登りますが、登山口からいきなり急登が始まります。途中には樹齢3,000年の「万代杉」や「モッチョム太郎」と名前が付けられた屋久杉があります。景色が見られるのは山頂手前にある神山展望台で、天気が良ければ山頂も望む事も出来ます。※ここまで来たら山頂はもう少しなので頑張りましょう。

しかし、モッチョム岳登山の最大の難関はこの神山展望台から山頂までの間です。
岩場、ロープ場に合わせて狭い岩の尾根づたいを歩くので、風が強かったり、雨が降っていると、非常に危険になりますので的確な判断と慎重さが求められます。山頂立つにはロープを使って登ります。ロープをしっかと握り、両足を岩に付けて一歩一手、焦らず、慌てずに登ります。頑張ったご褒美は山頂からの大展望です。切れ落ちた岸壁の頂上に居るので足元には森、海、麓の町を望む事ができ鳥になったような目線で景色を楽しめます。東京タワーの3倍分の高さから景色を存分に味わって下さいね。

モッチョム岳に行かれるなら、セットで千尋の滝もオススメです

千尋の滝は、滝そのものは至って普通ですが、その滝を取り囲む森や自然、いくつも川筋から流れた水が長い年月をかけて岩や山を削りV字谷の景観を作りだした物です。その大きな岩の幅が、「千人の人が手を繋ぐほどの長さ」や両手を広げた長さを「一尋」と呼ばれていた事が千尋の滝の名前の由来と言われています。

登山口までのアクセス

車(レンタカー)、タクシーが便利です。
駐車場(有) 無料 駐車スペース10台

駐車場は、基本的に千尋の滝を見に来る方のスペースになっているので登山目的で駐車する場合は
駐車所の50mほど手前に駐車スペースがありますので、そちらを利用してください。

トイレについて

駐車所にトイレが設置されています。
※登山道にはトイレはありませんで駐車場のをご利用ください。

最寄りの温泉「尾之間温泉」

尾之間温泉 200円
お湯がとても熱いです。なので桶でお湯をすくって熱さに慣れから入るのがいいでしょう。
泉質が良いので地元の人や観光客で賑わっています。
石鹸やシャンプー、リンスはありませんの、ご持参下さい。

水場について

 飲み水との水場は基本的にありませんので、事前に準備をしておいて下さい。

モッチョム岳周辺のフィールド情報

モッチョム岳

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