黒岳(くろだけ) 大分県竹田市、由布市 標高:1,587m
山情報
広葉樹の原生林が美しい 黒岳
写真:山頂手前の展望台から(右は三俣山) 撮影:鹿児島店 濱口
九重山群の最も東部に位置する黒岳は、前岳・天狗岩・高塚山の総称。最高地点は高塚山で標高は1,587mです。山容が仰向けになった「おたふく」のお面にも見えることから「おたふく山」の名前でも親しまれています。広葉樹の原生林が広がる緑豊かな山で木々が茂った様子が黒く見えることから黒岳と呼ばれるようになりました。
素晴らしい眺望
名水百選とパワースポット 男池湧水群
黒岳にはいくつかの登山コースが整備されていますが、その中でも環境省選定の名水百選にも選ばれている、男池園地からスタートする登山口が人気です。男池湧水群の水は黒岳からの地下水が数か月から一年ほどの年月をかけて地層を通り抜けて湧き出すため、ミネラルを豊富に含んでいる水として近隣の生活用水や農業用水として利用されてきました。一日に2万リットルもの湧出量があり阿蘇野川となり大分川へと注いでいます。男池園地は気軽に散策できるように整備されており登山者だけでなく大地からのパワーと癒しを求めて観光客にも人気のスポットです。みずみずしい苔と美しい原生林を歩くと気分爽快で元気になれるのでパワースポットとして噂になるのも納得です。美しい水と森を守るために男池園地の入口で清掃協力金として100円が必要なので準備しましょう。
黒岳おすすめコース
黒岳の人気のコースは黒岳の最高峰の高塚山を往復するコースです。
男池園地→かくし水→ソババッケ→奥ゼリ→風穴→天狗岩分岐→高塚山の往復がおすすめです。このコースは山頂に着くまでは展望こそないもののケヤキやブナなどの原生林の森を歩きます。苔むした岩や木々はお天気や季節によって様々な表情があり、心を奪われる美しさです。新緑と紅葉の季節は特に美しく登山者も多くなります。
風穴は昔、夏場に繭(まゆ)を保管していた場所であり、暑い季節でもかなり涼しく広場になっていますので、是非足を止めて休憩してみてください。ここから山頂までがこのコースの再難所です。風景は森から一転して岩場の急登になります。足元も岩が多くなりますので、落石や後ろを歩く登山者にも注意しながら登ります。体力と時間に余裕があれば天狗岩へも足を延ばしてみてください。天狗岩からは九重高原方面の眺望が楽しめます。分岐から山頂まではわずかな距離です。高塚山山頂からは飯田高原の千町無田や祖母傾山系の美しい稜線を眺めることができます。山頂のスペースは広くないので登山者が多い時は譲り合いながら展望を楽しみましょう。山頂からの下山は登りよりも慎重に歩きます。コースタイムは約6時間程ですが、新緑や紅葉の時期は多くの登山者で賑わうコースです。天候や季節によっては時間設定に余裕を持って挑みましょう。
男池園地→かくし水→ソババッケ→奥ゼリ→風穴→天狗岩分岐→高塚山の往復がおすすめです。このコースは山頂に着くまでは展望こそないもののケヤキやブナなどの原生林の森を歩きます。苔むした岩や木々はお天気や季節によって様々な表情があり、心を奪われる美しさです。新緑と紅葉の季節は特に美しく登山者も多くなります。
風穴は昔、夏場に繭(まゆ)を保管していた場所であり、暑い季節でもかなり涼しく広場になっていますので、是非足を止めて休憩してみてください。ここから山頂までがこのコースの再難所です。風景は森から一転して岩場の急登になります。足元も岩が多くなりますので、落石や後ろを歩く登山者にも注意しながら登ります。体力と時間に余裕があれば天狗岩へも足を延ばしてみてください。天狗岩からは九重高原方面の眺望が楽しめます。分岐から山頂まではわずかな距離です。高塚山山頂からは飯田高原の千町無田や祖母傾山系の美しい稜線を眺めることができます。山頂のスペースは広くないので登山者が多い時は譲り合いながら展望を楽しみましょう。山頂からの下山は登りよりも慎重に歩きます。コースタイムは約6時間程ですが、新緑や紅葉の時期は多くの登山者で賑わうコースです。天候や季節によっては時間設定に余裕を持って挑みましょう。
お薦めシーズン
美しい森を持つ山だけに、四季を通して季節の変化を楽しむことができますが、最も人気が高いのは、新緑とツクシシャクナゲの薄紅色を楽しめる5月上旬~中旬、紅葉の美しい10月中旬~下旬だと思われます。
一年を通して、季節の変化を楽しんでいただきたい山の一つです。
一年を通して、季節の変化を楽しんでいただきたい山の一つです。