ザノースフェイスのもう一つのトレランパック「フライトレースデイベスト8」レビュー
いつもシェルパのホームページをご覧頂きまして、ありがとうございます。
熊本店スタッフ内村です。
新型コロナウイルスの影響で大会・イベントの中止や延期が相次ぎ、レースをモチベーションとしている人には大変な時期ですが、いつかマスクを外して気兼ねなく走れる日を期待してその日に備えましょう。
ということで、今回はザノースフェイスのトレイルランニング用パック「フライトレースデイベスト8【NM62109】のレビューを書いてみました。
ザノースフェイスのトレイルランニング用パックとしては「TR」シリーズが定番です。
その「TRシリーズ」との比較をメインに書いていきたいと思います。
一言で言うと、フライトレースデイベスト8はよりレースを意識した軽量で簡素なモデルです。
パッキング
容量表記は8Lですが、TR6のMサイズ(7L)よりも入らない印象です。
TRシリーズは背中のメインコンパートメントに縦に大きく開くジッパーがありますが、フライトレースデイベスト8は上からしか物の出し入れができないいわゆる「袋形状」。
かつ雨蓋になるようなところもありません。
背中のメインコンパートメントのパッキングはあきらかにTRシリーズの方がしやすく細かい分類も可能です。
ただ、前面のポケットはボトルホルダー含めてTR6が4ポケットなのに対して、フライトレースデイベスト8は6ポケット。
左右に500mlのソフトフラスク2本、ジェルなどの行動食、スマホを入れてもまだ余裕があります。
中段のポケットに大きめのケース付iPhone11が入りますし、下段はジェル6個は入る大きさです。
また、左胸にはもう一つ“7”個目のポケットがあります。ここだけチャックがついており、鍵や小さ目の財布などが収納可能です。
フィット感
フライトレースデイベスト8はやや体に接する面が少ないのと、非常にストレッチの効く素材を使用しているので、圧迫感の少ないフィッティングです。
「TRシリーズ」の方が体に接する部分が多くガチッとフィットします。
夏の暑い時期はフライトレースデイベスト8の接点の少なさはメリットになるかもしれません。
補給用の水500ml程度を1本携帯して走る場合はトレイル、ロード問わず使えると思います。
マラニック(マラソン+ピクニック)もいいかもしれません。
この場合は背面のメインコンパートメント下にボトルを横から入れると◎ですよ。
サイズ選び
サイズラインナップは「XS」「S」「M」「L」の4サイズ。
このモデルはUS企画のモデルですので、サイズが表記に対してやや大きめです。
TR6だとMサイズを着用している私はSサイズを選びました。(身長167cm体重56㎏)
背中のメインコンパートメントに何も入れない状態で着用すると、Sサイズでもチェストベルトが底突きしてしまい、これ以上締められないという状況になりますが、物を入れると一気に張ってきますので、Sサイズでジャストといった感じです。
ここもサイズ選択のポイントかと思います。
背中のメインコンパートメントにあまり物を入れずに使用される方は、1サイズ小さめを選んでもいいかもしれません。
パック全体が、良く言うと「ストレッチが効いている」。
悪く言うと「しっかり感が無く華奢」なので、胸に500mlのボトルを2本入れるとかなり揺れます。
それを「張って」揺れなくするほうが良いでしょう。
基本的には多くの方がSサイズ。
胸囲のある方がMサイズ。
女性や小柄な方はXSサイズ。
という感じでしょうか。
TRシリーズのLサイズでも胸が苦しいという方がいらっしゃいますが、そういった方はフライトレースデイベスト8のLサイズを試してみる価値はあるかと思います。
まとめ
TRシリーズと比較するとやはりTRシリーズの方が万人受けすると思います。
しかし、大会や盛夏のランニングなど目的を絞るとそれ以上に有効な場面があると思います。
あと、海外のTNFアスリートが使用しているのを見るとかっこいいですよね(笑)
こんな方にオススメしたい
・ショート~ミドルのトレイルランニングレースに出る方
・補給用の水を携帯する盛夏のランニング
カラーラインナップ:ブラック(K) ホワイト×ブラック(WK)
サイズ:XS,S,M,L
23,100円(税込)
是非、シェルパ熊本店に見に来てください。
ご来店お待ちしております!