九州の山情報

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田原山・鋸山(たわらやま・のこぎりやま) 大分県杵築市 標高:542m

田原山・鋸山の基本情報

田原山・鋸山について
大分県杵築市に座する「田原山」は、標高は542mと低いのですが、ロープに鎖場、岩稜歩きと、非常に変化に富んでおり、そのギザギザの山容から、地元では「鋸山」として親しまれています。
なお、登山口にも立派な案内板が設置されていますが「田原山」というピークはなく、最高地点は大観峰と呼ばれる山塊の最西端に位置するところで、そのポイントが標高542mになります。隣に存在するピーク「八方岳」も眺めが素晴らしいです。
田原山からの展望は、非常に素晴らしく国東半島の山々はもちろん、豊前海や別府湾、由布や鶴見岳など360度のパノラマを満喫することが出来る山です。

岩稜地帯を歩く際は、ある程度の幅がありますが、転倒等によって大きな怪我や事故に繋がる箇所が多く、雨の日の入山はお勧めできません。また、危険個所のある山ですので、初めての山歩きの方や初心者の方だけでの入山はお控えすることを強く推奨します。(※山に登られる際は、登山口までの道路状況や登山道などの最新情報を、必ずご自身で事前にご確認ください。)

オススメの季節

国東半島の山々は全体的に標高が低く、登山シーズンの紅葉としては割と遅くに色づきを迎えます。
紅葉の見頃としては、例年11月の中下旬が紅葉のピークを迎えます。岩峰群と赤や黄色のコントラストが最高です。この時期は気候も登山やハイキングに最適ですので、景観や快適さも考えてお薦めの季節です。

国の重要文化財、熊野磨崖仏 (くまのまがいぶつ) も見所

ピークへのルートとは異なりますが、田原山に訪れた際は是非、熊野摩崖仏を訪れてみてください。
日本の石仏の中でも最大級で史跡、重要文化財に指定されており、大日如来と不動明王が掘られております。
登山を楽しむだけでなく、こうした歴史に触れることが出来るのも、田原山の魅力の一つだと思います。

アスレチックのような楽しさを持つ山です

遠くから見るのこぎり歯状のギザギザが登山道となっていますので、小さなアップダウンを繰り返します。
南面は絶えず絶壁が続き高度感を感じますが、3点確保をしながらアスレチックジムを登る感覚で楽しみます。
短い区間ですが、はしごやロープなどの補助もついています。
転倒などが大きな怪我に繋がる恐れもありますので、初心者だけでの入山は控えて、ベテランの方等に最初は同行していただきましょう。

国東半島峯道ロングトレイルのコースとしても注目を浴びています

国東半島峯道ロングトレイルとして、熊野摩崖仏から猪群山を経由して両子山までの国東1周を区切って歩くプランも人気が出てきました。石仏を巡りながら歴史と向き合うのもまた一興ですね。

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