尾鈴山(おすずやま) 宮崎県児湯郡 標高:1,405m

山情報

国の名勝「尾鈴山瀑布群」を持つ美しい滝の数々と花の山 尾鈴山

写真:登山口付近から眺める尾鈴山 撮影:宮崎店 佐藤


宮崎県児湯郡に位置する標高1,405mの尾鈴山は、宮崎市近隣からもその大きな山系を眺めることができ、ずっしりと座した尾鈴山系は宮崎県の東部・中部の多くの方に日常の風景として親しまれています。
その尾鈴山のいわれは白馬にのった山ノ神が浜に遊びに来て、帰って行くとき、馬のいななきと鈴の音が響き渡ったことから、
その白馬を「お鈴様」と呼び、そのうち尾鈴となったとの言い伝えが里の尾鈴神社に掲げられています。

見事な滝の数々

尾鈴山の瀑布群は国の名勝に指定されるほどに素晴らしく、多くの滝が存在します。
ざっと挙げるだけでも、「しゃくなげの滝」「すだれの滝」「さぎりの滝」「やすらぎの滝」「はがくれの滝」「すずかけの滝」「白滝」「矢研の滝」など、滝を眺めて回るコースなども設定されています。
中でも、神武東征の際に矢を研いだとうい伝説がある矢研の滝と、最大瀑布の白滝は必見です。
滝への遊歩道も作られており、登山・ハイキング・キャンプなどが楽しめる素晴らしい場所です。

花の山としても人気

尾鈴山は山頂の展望は開けていませんが、花の山として非常に親しまれています。
4月~5月のアケボノツツジやシャクナゲのシーズンは、花を眺めに沢山の登山者が訪れます。
九州でも、まとまったこれらの群落を見る事のできる最南の山域です。
秋には世界で尾鈴山系だけに自生する「キバナノツキヌキホトトギス」という希少植物の鑑賞も出来ます。
こうして1年を通じて、花や滝など豊かな自然を感じることができ、登山者のみならず、自然愛好家の方々の活動の場になっています。

沢登りをされる方にも人気の「欅谷」「甘茶谷」

尾鈴山の瀑布群は、沢登りをされる方の絶好のポイントにもなっており、夏になれば多くの沢好きが沢に入り、涼しみながら楽しんでいます。難易度も比較的容易なポイントから、難所までのポイントが存在しています。 瀑布群を登攀する沢登りをされる方に、夏は出会えるかもしれませんね。
※沢登りは非常に危険度の高いものになります。初心者だけで行うことは避けて、ベテランの方に同行いただきましょう。

注意事項

夏前後のシーズンには、近年では山ヒルが多く存在します。
暖かいシーズンに行かれる場合は、ヒル除けを持参しておくことをお薦めいたします。

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尾鈴山

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