こんにちは、宮崎店の中野です。
先日、いつも宮崎店に遊びに来てくださるお客様より、「とても大切なお仲間の方が仕事の都合で宮崎県を離れることになってしまい、思い出に九州で一番の絶 景を一緒に体験したい」というご希望をいただいて、私と、佐藤店長とお客様で色々と候補地を考えた結果、「大崩山にしよう」ということになりまして、5名 の方と共にご同行させていただいてきました。

これから大崩山にいきたい方や、久々に登ろうかなという方にも楽しんでいただければ幸いです。

普段からハイキングやクライミングを楽しまれている方々で、今回はしっかりと見所を味わおうということで、「ワク塚-坊主尾根」のコースを歩かせていただきました。
ご友人を送り出すのに、これでもかというほどの晴天に恵まれた山行になり、渡渉点から圧倒的な存在感に、歓喜の声があがります。

今回、皆さんがもっとも一緒に体験したかった袖ダキ展望所からの絶景は、雲ひとつない晴天に恵まれて全員声を失うほどの大感動でございまして。
蔭ながら、一緒に考えた佐藤店長も「してやったり」と思うだろうなと思いつつ、大切な仲間を思って、この絶景に感動している皆様の姿を見て涙させていただきました。

平日だけあって、登っている方は少なかったですが、北九州から来られている方々と楽しく談笑させていただき、人の少ない山奥に、私達の笑い声がこだましておりました。

↑ iphoneのパノラマ写撮影で全景を撮りましたがこの日は日向灘までが綺麗に見えていました。

昼食をとりながら、登った箇所を一つ一つ振り返り、下山は坊主尾根のルートを下ります。
途中、象岩のトラバースでは「あ、田中陽希さんが歩いてた場所だ！」とテレビで見た場所に楽しんでいただきました。

さて、坊主尾根を慎重に下って、旅の最後には皆様も寂しさを感じつつ、最後の渡渉点では全員靴をぬいでキンキンに冷えた川を渡ります。
皆さんの寂しさを吹き飛ばすように「うぉぉぉぉ」という声が谷にこだましていました。

旅が終わって、今回ご同行させていただいた方から、とても嬉しいお声をいただきました。
仕事の都合で、宮崎県を離れなければならなくなったものの、宮崎県には美しい海もあり、美しい川が流れており、素晴らしい山の景色が残っており、すべて車で移動して楽しめる環境にあることの素晴らしさを改めて感動いただいたそうです。
宮崎県を離れて、他の県に永住しなければならない覚悟だったそうですが、大切なお仲間の方とこれからも九州の魅力を一緒に感じて楽しめるように、2年後には必ず宮崎県に戻ってくると仰っていただき、九州人として、嬉しい限りでございました（涙）
あわせて、お帰りになったときに、全員で「おかえりなさい」とお迎えできてまた一緒に楽しめるといいですね！

今回宮崎県を離れることになりましたTさん。新天地でも、しっかりと活躍して宮崎県に戻ってきてくださいませ。宮崎県からずっと応援しています！

さて、今の時期はマンサクの花や、椿がとても綺麗に咲いていました。
すっかり春を感じるようになりました。
もう少しでアケボノツツジを見に行かれる方も多いと思いますが、今はマンサクの花や椿の花がとても美しく咲いていました。

今回、偶然道に迷われている方に遭遇し、途中から目的のルートまでご一緒させていただいて、下山までを確認させていただきました。
大崩山は、行かれたことのある方はご存知のように、終始アスレチックのような緊張する箇所（危険箇所）が沢山出てきます。霧島や九重連山のメジャーなルートとも異なり、登山道も慣れていない方にとっては、不安な箇所も沢山あり、歩行時間も長くなります。

初めて大崩山に行かれる方や、これから行きたいと思っている方は、ベテランの方にご同行いただくことを強くお勧めします。
または、お近くのシェルパまで気軽にご相談にいらしてください。

また、入山時はこの山に限らず「必ず登山届をご提出ください」

今回の山行で全員、改めてルートを整備いただいている方々に沢山の感謝の気持ちを言っておりました。
日ごろから、定期的に整備いただいている方々のお蔭で、今回も全員がとても素晴らしい思い出となる体験をさせていただきました。
とても多く方の感動を蔭で支えて、ルート整備などを実施いただいている皆様、この場を借りて、今回参加いただいた方を代表してお礼申し上げます。本当にいつもありがとうございます。

もうすぐ、アケボノツツジが咲き始めます。
シェルパ各店からも、4月頃から、ツツジの花を見にいく企画が出てきます。
この時期の醍醐味である、ツツジの花の観賞に、是非ご一緒しませんか。

沢山の皆様と一緒に、美しい春の山を感じて楽しみましょう。
皆様のご参加、スタッフ一同心よりお待ちしています。

皆様の春のハイキングが、とても素晴らしく楽しいものになりますように。

シェルパ宮崎店　中野祥吾