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現地集合企画 矢岳竜王山へ from鹿児島店

現地集合企画 矢岳竜王山へ

いつもシェルパのホームページをご覧いただきありがとうございます。鹿児島店より山行のご報告です。
はじめまして!新しく入社いたしました岩永です。よろしくお願いいたします。

青空高く新緑の美しい木立ちの中、矢岳(1132m)竜王山(1175m)登山。通称「裏霧島」の山行きにご一緒させて頂きました。
岩下リーダーのもと、13名の参加者の方々と岩永の総勢15名での山行です。最高に良い天気で、ご参加の方々も最高に元気でした。


今回は高千穂河原に集合しスタート。
鹿ヶ原を通過して炭化木コースを右手に高千穂河原分岐を通り過ぎ、途中の分岐より矢岳・竜王山方面へ。
のぼりりつめたところを右手の矢岳へ向かい、お昼をいただいて再度鞍部へ戻り、竜王山へ向かい帰路につくというコースです。

今回は入門登山の最終回を、分岐の多い登山道を地図の等高線と照らし合わせながら、時にはコンパスも使用して地図上のコースを実際に体感するのが目的です。もしかしたらミヤマキリシマも咲いているのでは?という期待の中出発です。今年は花が咲くのが遅れ気味なのでと思いつつも、それも自然相手の楽しみです。

なだらかな道を進んで到着した鹿ヶ原はミヤマキリシマの群生地です。
さて、咲き具合はどうかというと…ちらほらかわいらしく顔を出していました。ご参加の皆さんのにぎやかさは満開でしたよ!
ちなみに帰路での鹿ヶ原の方が花の数が多かったです。太陽のパワー、登山者のパワーは素晴らしいものがありますね。


ヤマツツジもちらほらあり、赤松などが見られる道を地図を片手に一列で歩いて進みます。矢岳竜王山への道は鳥や花や緑の多い安山岩や炭林やアカホヤ地層も見られる地理的に見どころの多い所でした。

炭化木コースの分岐で、一時地図読みの実践です。
地図で場所を確認し、コンパスも手に取ったりして確認。皆さん少し真剣な眼差しとなり、ちらほら質問もありました。

ちなみに炭化木とは、300年前の江戸時代に新燃岳が噴火の際、火砕流が一気に森林をのみこみ、それらが炭となった残骸です。火砕流が流れてきた地形ということは雨が流れ土壌を動かすということでしょうか、雨の度に地形が変わるそうです。炭化木コースはお一人では行かず、経験を積んだ慣れた方とご一緒するのをおすすめします。


そして高千穂河原分岐を過ぎ、カッコウの鳴く道を歩くこと30分、矢岳竜王山に向かう分岐に到着です。ここで再度地図読みのチェックです。ここから等高線を縦に登っていく道に変わります。つまり急な登りになるということです。10mおきの等高線は10m間の凹凸もただの平面にしか現しません。なだらかな道から急な道へ体感して登っていくことになります。

みなさん少し無口になりながら鞍部に到着。矢岳に向かい、ランチタイムです。山頂からの眺めは抜群でした。


高千穂峰を中心にグリーンのパノラマが広がっていました。あと10日くらいには、ピンクも現れることでしょう。

その後、にぎやかに竜王山に向かい帰路へと向かい、5時間ほどの行程を楽しく終えました。

九州百名山である矢岳は秋もベストなシーズンだと、地図読みと同じく体感できました。
県外からの登山者も多かったです。
ご参加の皆さまの穏やかさも体感できました、本当にありがとうございました。

矢岳(やたけ) 宮崎県西諸県郡、小林市 標高:1,132m

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