くじゅうで沢登りって聞いたことある??
こんにちは。阿南しぶきです。天候がどっちに転がるかは当日にならないと分からない毎日ですね。
せめて自分が休みの日には晴れてほしいものです。
先月からスタッフと沢登りに行きたいねって話題には上がるものの天候に悩まされなかなか実現しなかったのですが、ようやく実施の運びとなりました。
とはいえ天候がなかなか読みにくくスタッフでも初めての者もいたため、沢登りというよりも沢歩きといった表現がばっちりのエリアに行ってみました。
皆さんは「くじゅう連山」と聞くとどんなイメージを抱きますか。
新緑豊かな男池からのハイキング
山一面に広がるミヤマキリシマのピンクの絨毯
大船山の御池周りの紅葉
牧ノ戸峠から連なるご来光登山のためのヘッドランプの列
さながらスケートリンクのように一面凍った御池
坊ガツルのテント団地
などは皆さんもイメージが湧くと思いますが、「沢登り」となると“???”となるかと思います。
かくいう私も「マジ?あるの?」といった感じでした。
地図を見渡してどこに沢があるかなー。
よく見ると一級河川の「鳴子川」が唯一の水線として記載があり、そこを吉部登山口から坊ガツルへ向かっての遡行のようでした。
大船林道1つ目の橋から入渓します。
内容はほとんど沢歩きで、足場を選べば濡れずに歩くことが出来る穏やかな沢筋。
だからこそ、あえて水に浸かりながら雰囲気を味わいつつ遡行。
水圧に抗いながら進む。
ラバーとフェルトの感触の違いを確かめ合うのも、スタッフならではといった会話でしょう。
そうこうしているとようやく2カ所滝らしい滝が出てきました。
せっかくだからと、スタッフの山本先生がロープを出して皆を安全に登らせます。
私達も安心だったし、本人も新しいカムが活用できてご満悦のようでした。
ただひたすらに、時間も忘れて遊びながら進んでいたのでGPSログを確認したところ、ほとんど進んでおらず、途中の河原でランチタイムとなりました。
冷えた体にカップラーメンがこの上ない贅沢でとても美味しかったです。
食後に、少し登り吉部からの登山でも寄り道する「暮雨の滝」を本日の終了点としました。
滝の裏側に回り込みダイブ。沢登りの醍醐味ですね。
帰りは登山道を歩いて駐車場に下山です。
沢登の後は温泉に浸かり、長者原の「シェルパくじゅうベース」に立ち寄って帰ります。
疲れているのはお互い様ですが、今回のメンバーは、諸事情により運転が出来無い者、運転をしない者、保険の年齢に満たない者の集まりだったため、私はみんなの足として安全運転に努めました。
沢登りはみんな力を合わせて登っていく楽しさがあり面白いです。こちらの沢は9月に案内予定ですのでご興味がある方はお声がけくださいませ。
九州の暑い夏はまだまだ続きます。シェルパでは安全で安心して山に行くことが出来るよう応援させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。