こんにちは、熊本本店より山田です。
11月1日～2泊3日で、日本百名山であり、鳥取を代表する名峰「大山」へと行ってまいりました。
熊本を出発し、約7時間の長旅で参加される前のお客様からはよく、山よりも車中が疲れるのではないかというお声もいただきますが、鳥取大山は長旅の疲れを吹っ飛ばすほど素晴らしい名峰であり、四季を通して楽しめる山です。
シェルパからもシーズンごとに訪れているのではないかという大山へと行ってまいりました。

長旅を終え到着しますと、残念ながら天気は雨。
お客様と一緒に素晴らしい景色を眺めることができないかもという思いに残念な思いを感じながらも、翌日の登山の説明をさせていただきます。
天気予報を確認すると、曇りではありますが午前中に一時的に晴れるであろう予報でございます。
到着時の雨に遭遇した残念な気持ちはなくなり、明日への希望を胸に就寝します。

予定通りに5時に起床し、空に目を向けると東の空が明るい。
嬉しさで高まる気分で起き上がると、「さ。。。寒い」
全国的に今季一番の冷え込みのようで、これだけ冷えるともしかして。。。という希望を持ち登山口まで移動し、山を眺めると、見事に雪化粧をした美しい大山の姿が目に留まります。
さすが山が好きなお客様達であり、その美しい姿に皆さまのテンションが上がります。

その後快調に山頂まで。と思いきや、8合目からの稜線に出るとその快適さは一遍し、木道は雪で滑り、何よりも強風で寒い。。。
九州から出かけた私たちからしてみれば、11月にもかかわらず極寒の登山です。
山頂避難小屋に到着した際に気温を確認すると1度。強風の影響で体感温度は確実にマイナスです。

小屋で昼食を済ませ、素晴らしい景観に見とれたい思いを抑えつつ、一目散に下山しました。
避難小屋でお伺いした情報では、初冠雪だった模様でして、紅葉の具合といい、樹氷や冠雪を楽しめたことといい、非常に良いタイミングで素晴らしい登山を楽しむことができました。

事前の説明でもお伝えしていましたが、ご参加いただいた皆様の防寒対策も万全。
グローブ、ネックゲイター、防寒ジャケットなど、冬の備えを確認させていただき、心強さと安心さを感じさせていただいた山行でございました。
ご参加いただきました皆さま、長旅も含めて本当にお疲れ様でございました！

先日の地震の影響もあり、風評被害なども深刻だと思いますが、「大山は元気です」という言葉がふさわしいと思えるほどに、とてもいい時間を過ごさせていただきました。まだまだ紅葉も楽しめるのではないでしょうか。
5日土曜より、ご出発いただく皆さまもいらっしゃいますが、お楽しみいただけることを祈っております。
また、ご覧いただいた皆様も、ぜひ元気な大山を楽しんでくださいませ。

さらに、年明けにはシェルパの毎年恒例行事
「雪のシーズンの大山」が待っています。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております！