くじゅう連山の三俣山へ from熊本本店
こんにちは、熊本本店の石阪です。
先日11月17日にくじゅう連山の一角である三俣山へ初登頂してきました。
長者原よりスタートするコースを取り、スガモリ越えで一息ついた後、煙を上げる硫黄山を背に三俣山西峰で、眼前にそびえる涌蓋山系の山々を望み昼食を取った後、1,744mのピーク地点の本峰へ登頂し、南峰から坊ヶツルへの急斜面の登山道を下り、坊ヶツルの色とりどりのテントと法華院温泉から立ち上がる湯気を眺め、雨ヶ池ではススキのサラサラという音を聞き、長者原へと戻る1周コースです。
走行距離は12km、時間にして6時間の山旅でございました。
もっと登山が好きになる
長者原へ向かう車中からも大きな三俣で形成されている、三俣山の山形が見てとれました。
登山道ではより大きくそれらが見渡せ、私には3頭のマンモスの顔のように見えました。
顔の真ん中に大きな鼻を垂らしている様から、三俣山ならぬ三マンモス山だな。などと考えつつ。。。
そして、土砂崩れ防止の防護柵を右手に舗装された道を進むと、左手に大きな甲羅を背負った亀の岩を見つけました。
こんなふとした発見は登山をより楽しいものにしていきます。
玉名の小岱山ではウサギ石、次郎丸岳ではライオン岩を見ることができます。
他にもまだまだ知られていない出会いが転がっているかも知れません。
私は今回の登山で山が益々好きになりました。
遠くの山に次の登山の約束をして
「あれが、紅葉で綺麗な大船山。紅葉は終わってしまったけれど。」
「あの遠くに霞かかっている山はなんですか?」
「ああ。あれは白口岳。山との間の見えない所に中岳があるんだよ。」
こんな感じで、山で教わる様々なことは、常に私を感動させていただけます。
三俣山は久住山系の中心地ですので、山頂からはたくさんの山々が見渡せます。
目的地を目指しながら、次回の山に想いを巡らせてしまいます。
ふと、あの山はなんていう名前だろう?と思った時から登山計画は始まっているのではないだろうかと私は思います。
三俣山南からの下りの急登からは、坊ガツルのテントがポツポツと見えます。
法華院温泉では、宿泊の登山客が語らいながら、今日の労いと明日の展望を胸に抱いていることでしょう。
次はテント泊や法華院温泉に泊まる山旅がしたいものです。
とにかく無事に帰れてよかった
5時過ぎに長者原登山口に帰ってきました。
長者原ビジターセンターは目の前です。
ぐるっと1周の山旅は終わりました。
程よい疲れと空腹。
花山酔ホテルの温泉に浸かりながら、無事に帰れてよかったと心から思うのでした。