九州発 尾瀬遠征の報告 最終編 from熊本本店
九州発 尾瀬遠征の報告 最終編
こんにちは、熊本本店の谷井です。
いよいよ尾瀬、最終日!至仏山を登るメンバーはお弁当を持って5時出発!朝霧で真っ白。
でも…こんな朝は尾瀬らしいなと思いつつお見送り!
私たちは、朝食を頂き鳩待峠を目指して出発です。
昨晩の雨で、濡れた木道はツルッと滑ります…ゆっくり、ゆっくりと一歩づつ慎重に歩きました。
途中、何度か歩荷さんとすれ違い、山で頂くご飯の有り難みに気づく瞬間です。
山の鼻から1時間弱のあたりで
「熊だ!」との声!
驚かせようとしているのかと思ったら、川で子熊さんが水を飲んでいるではありませんか!
半年間も、尾瀬で生活していた私でも見なかったのにまさかの今日!と思いながら。
「静かに。」
「目を合わせちゃダメ!」
子熊さんは、木道まであがりノッソリノッソリとこちらへ近づきます。
その距離5メートルという所で、森林へ入って行きました。
息を飲みました。
一先ず、全員無事で良かった(;_;)
九州では馴染みがないですが…
やはり、尾瀬では熊鈴必須です!
雨が降る前に記念写真!
みなさまお疲れ様でした。
見事、その後は土砂降り!
11時に下山予定の至仏山組。
ガスガス、あめあめ…心配です。
時計をチラリと見たら、約束していた11時にピッタリ姿が見え、感動の再会!登山組と温泉組?総勢25名全員無事に集結致しました。
また、長い道程をバスに揺られ羽田まで…道中はそれぞれの尾瀬の思い出に花が咲きます。一番の話題はやはり熊さんでしたね。はるかな尾瀬の名の通り、長い時間かけ夜にやっと九州に到着しました。
今回私の立案したツアーは、尾瀬に入山したものの山のピークは踏みません。
ただ、この3泊4日を通し、穏やかに美しく、壮大な「尾瀬」は、皆さんにとって掛け替えのない場所になったのではないでしょうか。
こんな景色に包まれながら、ゆっくり尾瀬時間を過ごす。
こんな贅沢ありません。
心が豊かになる。そんな感じです。
しかし、山登り組も充実感に満たされた事でしょう。
それぞれ、思い思いの尾瀬を過ごした事で、私の大好きな尾瀬の魅力が伝わってたらいいなぁ。っと願いつつ、参加者さんの沢山の笑顔で過ごした3泊4日でした。
気付きあり、学びあり、皆さんの優しさに包まれた笑顔溢れるのツアーとなりました。
蓋を開ければ、桧枝岐村から温泉小屋と「谷井のりこ、ふるさと巡りツアー」のようになってしまいましたが…
尾瀬ののんびり案内は、誰よりも愛を持って努めさせて頂けると自負しております!!
どうぞ、よろしくお願い致します。
長くなりましたが、尾瀬ツアーの報告を閉めさせて頂きます。
人と天候に恵まれ、
全員無事に帰ることが出来ました。
参加した人、迎え入れてくれた人、送り出してくれた人、読んでくれた人、
全ての皆さまに感謝の気持ちを込めて…「ありがとうございました。」
シェルパ熊本本店 谷井のりこ