こんにちは、宮崎店より佐藤です。

ゴールデンウィークには毎年屋久島を訪問する方が非常に多く、縦走コース、縄文杉の往復コースと非常に混雑します。
後半になるとさすがの屋久島も人が少ないのではないかとの思惑で、今年は連休終盤に宮之浦岳から縄文杉に縦走するプランを立てていましたが果たして。

今年のゴールデンウィーク後半は九州南部は天候が悪く、私たちも雨具を着用しての登山開始になりました。
思惑通り、淀川小屋はすいていましたが、その晩は、不安な雨の夜になりました。

翌日、3時半起床で4時半出発です。
大粒の雨は止んでいましたが、霧雨の中をヘットライトをつけての歩きはじめでした。
黒味岳に登るころには雨は止んでいましたが、風が強くなりバランスを崩しそうになるぐらいでした。
宮之浦岳も霧と風の中で視界ゼロ。頑張って登った永田岳も濃い霧と風で何も見えません。

無事に目的を達成したことに喜びを見出して、永田岳を下山して縦走路に帰るころより、強い風に霧が飛ばされだして頭上に青空が見え始め、とその瞬間とといっていいほど劇的に変化して、永田岳と宮之浦岳、これから向かう平岩等の縦走路が現れました。

それからは、引き返して宮之浦岳に登り返そうかと思えるほどに素晴らしい天気に激変しました。
頑張って目的を達成してきたご褒美をもらえたね。

永田岳をあきらめていたらこの景色は見れなかったねとお互いを褒めあっての山歩きになりました。
その上、いつも込み合って窮屈な新高塚小屋も我々だけの貸し切り状態にびっくりです。

また、縄文杉では正面右手に新しい展望デッキが作られていて新しい角度から縄文杉を観賞できたのにも大きな喜びでした。雨の中諦めな気持ちからスタートした屋久島縦走も素晴らしい山旅になっていました。
ご参加いただきました皆さま、本当にお疲れさまでした！

屋久島の見所をぐっと凝縮したような、非常にオススメのルートです