【遠征レポート】早池峰山・秋田駒ケ岳・栗駒山 from熊本本店
【遠征レポート】早池峰山・秋田駒ケ岳・栗駒山 from熊本本店
こんにちは、熊本本店より篠崎です。
いつもシェルパのホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。
梅雨前線の影響で九州各地は大雨の被害が出ていますが皆様の所はいかがでしょうか。
被害地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
さて今回は夏山遠征シーズンの開幕となる東北三山遠征のご報告です。
6月28日、福岡空港から50人乗りの小型飛行機で一路「いわて花巻空港」へ2時間のフライト後に初日の宿、花巻温泉・紅葉館に到着しました。
2日目には少し雲はあるものの素晴らしい登山日和で先ずは日本百名山「早池峰山」の登山で宿から約1時間で小田越登山口に到着です。登山口から直ぐにドラム缶とすりこぎ棒が吊るしてあり、なんでかな?と思いきや、なんと熊脅しとか。幸い鳴らすこともなく御門口(1合目)に到着し、いよいよお花ロードを登る事になりました。
早速、ミヤマオダマキやミヤマキンポウゲ、ナンブトラノオなどの共演となりました。更に足を進め、5合目手前にお目当の「ハヤチネウスユキソウ」を見ることが出来ました。山頂部の名物「ハシゴ」も難なく通過して早池峰山の山頂へ。
山頂直下には雪渓が5mほど残っていて土地柄を感じることが出来ました。昼食後は岩場やハシゴの下りで時間を取ったものの怪我もなく無事に初日の登山を終了しました。
初日の登山ルート
3日目は秋田県・田沢湖にある「秋田駒ケ岳」へ登ることに。
田沢湖のホテル近くにあるビジターセンター前からのシャトルバスの後をバスが付いて行き8合目登山口から登山開始です。この日も多くの登山者が8合目に集結していて賑わっていました。
山頂部分にガスがかかっていて展望が望めない様子でしたが、お花は見頃で登山開始直後からエゾツツジやオオバスミレなどが見れて阿弥陀池手前の湿原ではチングルマやミヤマウスユキソウなどが見頃を迎えていました。
阿弥陀池からは男岳と男女岳(秋田駒ケ岳)をピストンで登り横岳、焼森経由で8合目登山口までの周回コースを堪能出来ました。
いよいよ4日目は栗駒山(1626m)の登山は北側の一関・須川高原温泉からアプローチしての登山です。
お天気を心配していましたが梅雨前線が岩手県南部に上がらず、早朝には曇りに変わり午後からは晴れると予測して須川高原登山口までバスで移動。
登山口からウラジロヨウラク、イワイチョウ、オソエラン、イワカガミなどの高山植物も見られて昭和湖、天狗平と進んで山頂へ無事到着しました。下山コースは産沼の自然観察路を予定してましたが地元の登山者の情報で熊の出没が多いとの事、皆さんの同意を得てピストンに変更しました。下山の頃には薄日が差してきて三座の全員登頂を叶えることが出来ました。3日間、参加の皆様に安全登山へのご協力を感謝しつつ7月2日に「いわて花巻空港」から帰路に着き、花の山旅にふさわしい山旅となりました。
これだけの可憐な山野草を楽しめたのは、非常に幸いでございました。
ご参加いただきました皆様、本当にお疲れ様でした。
ご参加できなかった方に、少しでも可憐な山野草の姿をお届けできればと思いまして、まとめてみましたので、
是非ご覧くださいませ。