【遠征レポート】2017年7月18日〜21日 北岳〜間ノ岳 from熊本本店
【遠征レポート】2017年7月18日〜21日 北岳〜間ノ岳
いつもシェルパのホームページをご覧頂きありがとうございます。熊本本店の篠崎です。
梅雨明けして皆様も憧れの峰々を登りまくっておられることと思います。
連日の猛暑でへこたれることなく体調管理に気をつけて怪我や事故、熱中症や低体温症に気をつけてもらい、夏山を楽しんで下さい。
さていよいよ本格的な夏山シーズンの到来です。
私たちも日本の名峰・北岳(3193m)と間ノ岳(3190m)に行って来ました。
素晴らしい天気の中広河原山荘に到着して、明日のコースの確認したのですが、以前から今年は雪が多く残っていて下山予定の「八本歯のコル」からの下に、約1000mの雪渓が急勾配で落石も多く確認されてるとの山小屋の情報で、コース変更を決定してアイゼンなどを山荘に預けて出発します。
登山初日も安定した天気となり、大樺沢二俣までのコースを朝の涼しい風の中登って行きました。
大樺沢二俣へ到着して雪渓を見上げると、やはり上部は斜度もあって下山コースとしては不向きなので、コース変更は致し方ないと判断しました。
右俣コースを高山植物のお花畑を楽しみながら小太郎山分岐までゆっくり登って行き、分岐広場で甲斐駒ケ岳(2965m)や仙丈ケ岳(3032m)を眺めながらのランチタイムとしました。
それでも天気図からは明日の明方から天気も回復すると予測し北岳山頂のアタックに備えて布団に潜り込みました。
早朝、小屋の前からも富士山が見れたり、小屋前にまだ残っていたキタダケソウのお花を観て北岳に向けて出発しました。
山頂までは風も穏やかで全員無事に登頂出来ました。
少しは雲あったものの最高の登頂となりました。さらに北岳山荘まで下り、いらない荷物を山荘に置いて間ノ岳までの天空の稜線を楽しみながら往復して、この日の計画を終了する事に。
山荘では水も携帯の充電も無料と良心的で快適に過ごせました。
最終日も天気は安定していて再度、北岳山頂に登って360度の展望を楽しみ広河原を目指して下山開始です。どうにか予定通りに広河原山荘に到着して予約していたカレーライスを頬張ってお腹を満たし、芦安の金山沢温泉で3日間の疲れを癒して帰路に着きました。
素晴らしい天気と楽しいメンバー、高山植物に支えられた4日間でした。
ご参加の皆様、各山小屋の皆様、本当にお世話になりました。
感謝の気持ちでいっぱいです。