さわやか健康写真ウォーク 有田・山水画のような大川内散策 from熊本店 2021.1.20
いつもシェルパをご利用いただきまして、ありがとうございます。
シェルパ熊本店の阿南苗美です。
本日は、快晴!健康写真ウォークは、伊万里市・秘窯の里・大川内山(おおかわちやま)にいってきました。
まずは伊万里有田焼伝統産業へ。中は資料館になっておりの古伊万里と鍋島の伝統芸術を見ることができます。
大名家への献上した格調の高い焼物が展示され、入館料も無料です。
この地域は、かつて鍋島藩の徹底した管理のもと「色鍋島」「鍋島染付」「鍋島青磁」などの傑作を生み出した藩窯(はんよう)があったそうです。
「秘窯の里」?
江戸時代に佐賀藩(鍋島)は将軍など献上用の焼物を有田で作っていましたが、1660年頃に制作技術が他に漏れないようにと有田から険しい地形の大河内山に移したそうです。
入口に関所を設置し厳重に管理され高品位の特別な献上品を幕末体制がなくなるまで作られていました。描かれる絵柄や失敗製品の廃棄まで管理されていたとか…
更に、技術を外に漏らさぬように、赤、黄、緑、それぞれ赤なら赤だけを塗り、黄色は黄色だけ、焼く人は焼くだけと、全ての技術が一人で出来ないように、外に持ち出せないようにされていたそうで、徹底ぶりに驚きです!
それは「秘窯の里」と呼ばれるはずです!
古絵図にある遺構や地形も良好に残っており当時を思い描く事ができました。
資料館の後は、町並みを巡ります。
まず目に飛び込んだのが鍋島藩窯橋です。焼き物が埋め込まれた橋で欄干には龍や鳳凰が描かれた色鮮やかな陶板や、鍋島の色、赤・黄・緑で美しく絵付けされた壷が欄干の上に飾られていました。
埋込まれた焼物の柄を見ながら「この柄素敵!」と話も弾みます。
鍋島藩窯時代には水車小屋が立ち並び、唐臼で陶石を砕いた音がこだましていたそうです。 大川内山には鍋島青磁の原料となる青磁鉱が豊富にあり、これも唐臼で砕いていました。 昭和40年代始めに姿を消した為に、再現して作られていました。
こちらは「日本の音風景百選」に選ばれています。
次は、山々に囲まれた30軒の窯元が坂に面して並ぶ窯元の通りを歩きます。こちらも静かで「わぁ、ほんとに水墨画のような風景!」と写真撮影も楽しまれていました。畑萬陶苑さんで絵付見学させていただきました。
30の窯元も巡りたかったのですが時間が足りず…それでも気に入った陶器を見つけて買われる方もいました。もっと時間が欲しいと思いながら後ろ髪を引かれながら、後にしました。
案内は1時間ぐらいと言われていましたが詳しく2時間以上ご案内いただきました。ガイドさんありがとうございました。
中にはコーヒーカップが2400客並び陶器に囲まれて食事ができるのも嬉しかったです。
こちらはコレクションで売物ではないそうです。
それぞれ違う器で運ばれてくる料理が特別感を感じられます。
ごどうふもモッチリ、プルプル、どの味付けも美味しかったです。
食後は並んでいるカップを選んで入れてもらいました。
みなさん何を選んだのか他の方のカップも気になりながら、食事がこんなに楽しいなんて!
レストランの中に陶器の販売もしてあり、買い物もできました。
帰りは道の駅山内で野菜を買って帰路に着きました。
陶器に囲まれ1日充実しました。
バスの中では興梠先生が最近撮られた写真や、以前に行かれた山などを丁寧にまとめられた写真集を見せていただき、勉強になりました。
写真集はまだ1巻だったので次の健康写真ウォークに持ってきて下さる2巻が楽しみです。
次回もみなさま宜しくお願い致します。