屋久島 モッチョム岳・愛子岳・太忠岳の三岳へ from熊本本店
屋久島 モッチョム岳・愛子岳・太忠岳の三岳へ行ってきました
先日11月3日から6日までの3泊4日、素晴らしい秋の好天に恵まれて、屋久島のモッチョム岳(標高940m)、愛子岳(標高1235m)、太忠岳(標高1497m)を登ってきました。
3日は高速艇で、秋の日差しの宮之浦港に到着しました。到着後、港で島内の方にお話しを聞くと、ここ数日は気温が低く、特に私たちがと到着した3日は風が冷たくて、山間部は寒いとのことでした。
初日は翌日からの登山に控えて、宿でゆっくり眠りにつきます。
11月4日 まずはモッチョム岳へ
屋久島では沿岸部にあり麓から見える山々を前岳(モッチョム岳や愛子岳など)、宮之浦岳のように麓から眺めることのできない山を奥岳と呼びますが、初日に登るモッチョム岳は、前岳の中でも一番アップダウンが多く、苦労しながら先行するパーティー1組を水場で挨拶しながら追い抜き、「万代杉」へと登りあがりました。
万代杉は樹高13m、幹回りが8mと圧巻の存在で樹齢3,000年を超える屋久杉・六神木の一つです。
その素晴らしい六神木を眺め堪能した後は、神山展望台(979m)へ。
この展望台からは、モッチョム岳の山頂や尾の間の集落、海岸線を眺めることの出来る絶景スポットで、今回も素晴らしい景色を楽しむことができ、非常に気持が良かった。
一度、コル(鞍部)までおりて、ロープ場を登り返し、やっとの思いで山頂へ到着します。
山頂では360度の展望を楽しんで、穏やかな初日の登山は終了しました。
モッチョム岳
11月5日は愛子岳へ
11月5日は、今回登る三岳の中で標高差が一番ある「愛子岳」へ、林道脇177mの駐車場から登山を開始しました。
愛子岳は標高の表示板が100mごとにあるので、登る際の目安になります。
標高差があるため、ようやく山頂下部の岩場に到着した時には、体力も消耗しておりヘトヘトに。
愛子岳は、その名前とは裏腹にロープの連続する箇所なのですが、そんな中でも気を取り直して太いロープを使って登ります。
けれども、山頂部は時折ガスがかかっており、その影響もあり岩場が濡れており滑る状態で大変なことに
特に女性は腕力がないため悪戦苦闘しながらもようやく山頂に到着。
ガスのため、あいにく展望を楽しむことはできませんでした。
愛子岳
最終日は太忠岳へ
今回の三岳の中では屋久杉に多くであるコースで、女の子が「杉の根本に生えるその苔が髭のように見えた」ことから命名した「ひげ長老」や天文の森を楽しみながら、そのあとの急登を頑張り、ようやく天柱石のある山頂へ到着します。
天柱石は壮観で登山者も少なく、最終日に相応しく、しばらくは私たちだけの貸し切り状態で景観を楽しみ、穏やかな山頂部から、前日登った愛子岳や、安房の港をも眺めることが出来る最高の一日となり、しばらく時間を忘れのんびりすることが出来ました。
今回のツアーでは、愛子岳の展望だけは残念ながらも、それ以外は素晴らしい天候と景観に恵まれ、ご参加いただいた方々もきっと満足できたのではないでしょうか。
また、皆さまとご一緒出来るのを楽しみにしています。
3泊4日の屋久島の旅、本当にお疲れ様でした!