中央中国山地の中核となる比婆山連峰は
拠点となるひろしま県民の森センターを囲むように山々が連なっていて
総延長は18キロ以上に及ぶ全山縦走も、いくつかのピークを踏んでの日帰り登山も
各々の体力や技術に応じて計画を立てたり、エスケープルートもとりやすい。

今回は紅葉を楽しむ登山であったが、6月は同山域の牛曳山のシラカバ林、
登山道の両脇には山頂まで延々と続くミヤマヨメナが見事である。

冬は2ｍを超す積雪があるが冬山登竜門の大山よりは比較的天候も安定し、
なお且つ九州からは約2時間近いという地の利がある。

自然を愛する会としては初めての山域であった今回。
真っ赤に染まった最高の紅葉を楽しみながら良く整備された歩きやすい登山道を行く。
幸いにも雨に打たれることはなかったが、
一番皆さんにご覧になっていただきたかった比婆山連峰の全景は残念ながらガスに巻かれていた。
下山を見計らったように土砂降りになったのは運が良かったのかもしれない。
また来年に期待して、帰路につく。