花満開の阿蘇・高岳 from熊本店
花満開の阿蘇・高岳
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誠にありがとうございます。
熊本店より阿南大吉です。
先日今が旬の阿蘇を歩いてきました。
阿蘇山は、熊本地震により仙酔峡からの登山口までの道路が決壊し登山口まで車で上がれない様になっている為、阿蘇火口ロープウェイがある火口駅、通称砂千里コースから歩きにいきました。
5月24日(木)午前8時に登山口に到着するも、当日は風向きが悪く火口から吹くガスに注意をして欲しいとのこと。
登山規制は出ておりませんでしたのでさっそく登山開始。
砂千里登山口まで約40分ほどミヤマキリシマもポツポツ咲いています。
砂千里登山口まで車でも行けますが、有料道路になっており通行には800円必要です。このゲートは午前8時30分に開きます。
ガス規制はかかっていなかったものの時折ガスの匂いがする中歩きました。
砂千里は月にでもいるかのような砂の中。
実はこの場所はガスがかかると方向を見失い遭難の危険性もある場所なので十分気を付けて下さい。
砂千里の中を歩けますがしっかりとした遊歩道があるのでそちらの方が安心かも知れません。
砂千里を抜けると最初の難関胸突き八丁の石がゴロゴロした登山道。
歩きにくい訳では無いのですが落石等十分注意して歩きます。
途中、火口から吹きだした溶岩が冷えて固まった跡も見えます。
尾根にあがると、そこからは火口たまりは見えないものの火口をみる事が出来て
急登も無くなり景色を楽しみながらの登山です。
九重連山、阿蘇五岳の烏帽子岳、杵島岳、根子岳は勿論のこと普賢岳、祖母山まで主要な山は丸ごと見えました。
中岳山頂を踏み、高岳に向かいます。
中岳から高岳山頂までは約30分。
この途中に何と上空には虹がかかっていました。雨も落ちていないのですが午後からの天気予報は悪くなると言っていましたので上空の水蒸気の変化でしょうか?
高岳山頂からは今回の一番の目的である高岳東峰、天狗の舞台がみえます。
それは遠くからでもピンク色が分かります。聞いた事のある言葉でたとえると「ピンク色の絨毯」でした。
写真を見て頂けると一目瞭然化と思います。
高岳山頂から約15分で天狗の舞台。近くで見ると元気よく花が咲いております。
蕾もあるのでまだ1週間は楽しめそうです。
私達は天狗の舞台から阿蘇山山頂下にある月見小屋(無人)を経由して帰路につきました。
地震の後、初めて阿蘇にのぼりました。
花が咲いている以前に登山道の崩れなど心配な面もありましたが、阿蘇山は噴火も含めて元気に生きています。
登山道開始から天気も良く気持ちが良い青い空。砂千里でみる濃いグレー。
火山から噴き出し固まった真っ黒色。山腹には草の緑色。
ミヤマキリシマのキレイなピンク色と沢山の色を楽しめました。
皆さんも阿蘇を訪ねてみてはいかがでしょうか?
今回は、熊本のテレビ放送局KABさんの取材登山でした。
最高の登山の様子が放映されると思いますので、熊本にお住いの方は、5月30日(水)の夕方のニュースをご覧ください。