暖冬とは言え寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は熊本県内で一番高いところで生活しているかもしれません、標高950mの瀬の本です。夏は高原の風でクーラーは使わないのですが、冬の寒さは身にこたえます。しかし春夏秋冬の色があり、匂いがあり、おいしい空気があります。季節感いっぱいです。今年もゆっくり山歩きをみなさまと楽しみたいと思います。
さて、昨年8月に熊日新聞「私を語る」で33回連載させていただきました。これは今日まで自然を愛する会のみなさまと共に歩いた軌跡でもありました。この度「私を語る」をそのままではありますが、タイトル『自然と共に』として出版させていただくことなりました。
そこで、これまでお支えいただきました皆さまに、心からの「お礼」と「感謝」の気持ちを込めた出版記念会を細やかではありますが、開催することにいたしました。久しぶりにお互い「元気ですか」という機会になればと思います。
今回は自然を愛する会でも30年以上のお付合いいただいています韓国「慶州ナザレ園」の園長 宋美虎先生においでいただき講演いただくことにしました。日韓が少しギクシャクしていますが、今だからこそ50年も前に韓国の地で日本人を助けられたナザレ園のお話を是非お聞きしたいと思いお願いしました。
当日ご出席の方には『自然と共に』を進呈させていただきます。お忙しいこととは思いますがご都合がつきますなら、ご出席くださいますようお願いします。席の都合で事前にご予約いただきますようお願いいたします。
まだ寒い日が続きます。どうぞご自愛くださいませ。

「自然と共に」

阿南誠志

プロフィール

阿蘇郡高森町出身。
1973年登山専門店シェルパ開業、『自然を愛する会』山仲間の会を設立し、『自然と共に生きる共育・共生』を基本理念に活躍中。阪神淡路大震災時に現地で6000人分の炊き出し、東日本大震災・熊本地震など全国各地で起こる災害で被災された人々への支援活動に尽力。
その他に、山岳遭難者捜索、参勤交代九州横断徒歩の旅などの青少年健全育成、慶州ナザレ園への支援、ネパールに学校舎を寄贈するなど国際的な活動まで多岐に渡る。

「ナザレの愛」

韓国「慶州ナザレ園」園長 宋美虎（ソン ミホ）

プロフィール

太平洋戦争や朝鮮戦争の混乱のなかで、日本への帰国の機会を失った日本人女性を保護・支援するために故金龍成氏が設立したナザレ園の園長職を引継ぎ、身寄りをなくした日本人女性をたちを　長年にわたり寄り添って献身的に支え続けています。
2007年11月には、日韓の友好に寄与した功績から、日本政府より旭日双光章を授与されました。