NEWS

ウインドシェルを着よう! -春のウインドシェルキャンペーンのお知らせ-

ウインドシェルを着よう! -春のウインドシェルキャンペーンのお知らせ-

こんにちは。
いつもシェルパのホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
いよいよ暖かい日も増えて、春を感じる季節になってきました。

そろそろ花を探しに山に出かける方も増えてくる頃ではないでしょうか。

今回は「これから必要なモノをお客様にご提案できますように」春の登山に最適なウインドシェルのご説明と、キャンペーンのご案内です。
気候が温暖で過ごしやすい春でも、山では非常に過酷な状況になることもあります。

「山での天候」「ウインドシェルの利便性」を熊本店のガイド 中田よりご案内させていただきますので、これからの登山やハイキングの参考になさってくださいませ。

ウインドシェルは、非常に便利で通年役に立ちます。
まだウインドシェルをお持ちでない方も、新たな一枚をお探しの方も是非近くのシェルパでキャンペーン期間中に、気軽にお立ち寄りください。
 


春のウインドシェルキャンペーン

3月3日(土)~3月11日(日)
シェルパ宮崎店

3月13日(火)~3月21日(祝)
シェルパ熊本店

3月23日(金)~4月1日(日)
シェルパ鹿児島店

期間中のお買い上げでアウトドアブランドのステッカープレゼント


山での気温変化とレイヤリング(衣服調整)

こんにちは、熊本店より中田です。
暖かい陽ざしを感じる今日この頃、九州の山にも春の訪れを感じる季節になりましたね。

しかし、風に吹かれるとまだまだ寒いという難しい季節とも言えます。
「雨具や防寒着を着ると暑いんだけど、行動着になると寒い。」と言う経験は多くの人が経験のある話ではないでしょうか?

実際に私も春の九重連山で体温調節が効かずに、汗冷えを起こし体調を崩した経験があります。

登山中に体が冷えるってどういう事?

『体が冷える』というのは山では厳禁であり、様々なトラブルを引き起こす因子となります。
体が冷え、体温が低下した状態を「低体温症」と言いますが、自分とは縁遠い話だと考えている人も少なくはないのではないでしょうか?

低体温症の初期症状として挙げられるのが「震え」です。
震えを感じた時点で、直腸温度が35℃~32℃まで低下していると考えられ、対処が必要になります。

すぐに対処すればほとんどの場合、低体温症自体は悪化を防ぐことができます。
しかし、体温が低下した時点で身体は複数のストレスを抱えることになります。

体力を奪い、エネルギー摂取を妨げ、判断力が低下し、体が思うように動かなくなり、身体の基本的な機能を停止させます。
その結果、転倒・転落・滑落・行動不能・道迷い・高山病・凍傷など、登山中に起こりうるほとんどのトラブルの要因の一つになりうるのです。

日常生活では、体温が低下してからでも暖房器具などにより回復させることが容易ですが、山という環境では簡単ではありません。

体温が低下してから対処するのではなく、冷やさないことに敏感になることが重要です。

山での気温変化を考える

登山中に体が冷える要因には「気温・風・濡れ」が挙げられます。
春の暖かく過ごしやすい20℃くらいの日を例に考えてみましょう。
平地ではじっとしていても暖かく、すこし運動をすれば汗をかくような気候です。
そんな気候でも、山では全くことなる状況になることがあります。

標高による気温変化
標高が上がるにつれて気温は下がります。目安としては100m標高が上がると気温は0.6℃下がるとされ、平地が20℃の時、1500m付近では11℃という計算です。
風による体感温度の変化
さらに秒速1mの風に吹かれると体感温度は1℃下がり、気温11℃の環境で秒速8mの風に吹かれると体感温度は3℃まで低下します。
濡れによる体温の低下

雨や汗により体が濡れると「気化熱」が発生し体から熱が奪われます。 本来、体温調節の役割を果たす発汗も、登山では時に命取りになりえるのです。 そのため体温を下げないためには「体温を上げすぎない」ことも大切です。

いかがでしょうか。
平地で20℃程度でも、標高1,500mの山の上では体感温度が3℃くらいになってしまうことがあるのです。
九州の人気な山を見ても標高1,500mというのは一般的な標高であり、春の登山で平地で暖かいとはいえ、山の上では様々な状況になることがあります。

レイヤリング(衣服調整)で体温低下を防ぐ

体温低下を防ぐには、それらの要因すべてを考慮した衣服調整が重要となります。
登山の衣服は重ね着が基本で、ベースレイヤ・ミドルレイヤ・アウターレイヤと役割ごとにセレクトします。


ベースレイヤ
ベースレイヤは下着やTシャツなどのことで、吸湿速乾性のある素材で選ぶのが基本で、渇きの悪い綿などは避けます。近頃は肌に接するインナーにメッシュ状の水分を含まない素材を使用した商品も普及してきましたが、ここで説明しきれるものではないので、ぜひ店頭でお尋ねください。
ミドルレイヤ
ミドルレイヤは、体温調節や保温着としての役割を果たし、フリースやダウンジャケットなどがそれです。
アウターレイヤ

アウターレイヤは、雨具などのことで雨による濡れや風から身を守るためのシールドのような役割を果たします。

 

環境や状況、自身の体調に合わせて組み合わせることで体温を調整し「寒くなく、暑くなく」という状態で行動できることを目指します。

『ウインドシェル』という提案

登山中には基本的な装備だけでは、体温調節が難しい状況が発生します。

特に風に吹かれている状況では体温調節が難しく、雨具や保温着を着てしまうと暑すぎると言うのは多くの人が経験していることでしょう。

そのような状況で有効になるのが『ウインドシェル』です。

ウインドシェルは、防風性と撥水性を備えた薄地のシェルで、雨具などと同じアウターに分類され、風をブロックすることで体温低下を防ぎます。雨具に比べると非常に薄く熱をこもらせすぎないのが特徴で、上手に活用すると休憩中から行動中まで程よい体温調整を実現するアイテムとなります。

ウインドシェルの選び方

各メーカーが細かく特徴の違うウインドシェルが販売されており、自身の好みに合わせて選ぶことができます。

選ぶ上での考え方はその他の登山道具と変わりません。「どのポイントに重きを置くか」ということです。


まず選びたいポイントは生地の厚さです。

厚いほど防風性・断熱性・強度が上がります。
薄いほど軽量性・コンパクト性・体温調整能力が上がります。

使いたい環境・状況・自身の体質に合わせて選びましょう。


次に形状を選びましょう。ウインドシェルの形状は、大きく分けて3タイプに分かれます。

  • ジャケットタイプ:前側がフルジップでフードの無い形状
  • フーディ―タイプ:フードがついている形状
  • アノラックタイプ:ジップが上半分までで、ヤッケ状の形状

好みが大きく分かれるポイントですが、風を防ぐ観点から言うと、フーディータイプを選ぶ人が多いです。
小さいベンチレーションを備えたモデルなど細かい機能にも目を向けて最終的な商品セレクトを行ってください。


生地の厚さや形状を選ぶうえで、雨具や保温着との相性や組み合わせを考慮することが重要になります。

使いたいイメージとお持ちのウエアをスタッフにお伝えくだされば、ぴったりの商品をご提案させていただきます。

最後に

ウインドシェルは、最終的に命を守る道具ではありません。

しっかりとした雨具や保温着などの基本的な道具をしっかりと揃えたうえで持っていただくと登山中の快適性や安全性がぐんと向上します。より登山を楽しむためにぜひ装備されることをおススメします。

シェルパオススメのウインドシェルについては、各スタッフより改めてご案内させていただきます。
是非キャンペーン期間中に、お近くのシェルパまでお越しいただき、皆さまにあったウインドシェルをお選びくださいませ。

関連記事

NEWS

くじゅうの登山口をつなぐバス

くじゅう連山は全国屈指の登山エリア。くじゅうの登山口をつなぐバスは長者原から牧ノ戸峠、瀬の本を中心に登山口をつなぎます。赤川、南登山口までの...

NEWS

10月10日 シェルパは50周年を迎えました。

10月10日、シェルパ50周年を迎えることができました。今日までお支え頂いた全てのお客様に感謝申し上げます。ありがとうございます。共育・共生...

NEWS

登山口間を結ぶ くじゅうラウンドバス試験運行!縦走登山にも最適です!
※大分県からの受託事業

くじゅうラウンドバスは大分県からの受託事業です。運行を終了いたしました。たくさんの皆様にご利用いただきまして、ありがとうございます。くじゅう...

ページトップへ