みなさまいつもシェルパマグをご覧いただきありがとうございます。
鹿児島店上水流でございます。

今回は北アルプス白馬岳に登ってまいりました。北アルプスの中でも比較的に難易度は低いと言われていますが、そんなことはありません。
非常にきつく登りがいのある山でした。

栂池自然園より登山道に入ります。

体をじわじわとあたためながら、登っていきますと、天狗原よりそびえたつ岩の道。
「こんな道は九州の山にはない道だ、北アルプスってほんとうになめたらいかんな」と思い、岩場の急登を超えていきます。小さな雪渓を超えて白馬乗鞍岳に到着しました。

白馬乗鞍岳より大池山荘が見えてるので、お客様と「もうすぐですねぇ」「一日終わりますねぇ」なんて言ってたら地味にきつくて（笑）遠くて（笑）白馬の洗練を受けました。

リーダー中田より私が先頭にたってガイドをすることを頼まれ、先頭に立つことになりました。

どうなることかと思いながらも、お客様を信じて歩きます。

後ろのお客様より「君は優しいね、私は大丈夫だから君を信じて歩くよ」と言われたときはこちらが元気をもらいました。お客様とまだ遠いね着かないねと言いながら、休憩をはさみつつ歩くこと５時間、念願の山頂に到着しました。

長時間かけてやっと着いた山頂、お客様は笑顔でいっぱいでした。下山時には雷鳥、燕、コマクサ、自然豊かな景色を楽しみつつ大池山荘まで下山しました。

夜が明けないうちに山荘を出発し、明けるころに小さな雪渓にさしかかりました。チェーンアイゼン・軽アイゼンの装着に四苦八苦しますが、なんとかこえて激坂な岩場をくだり、長い下りをあるき、無事栂池自然園まで下山できました。

３日目に白馬岳山頂までの先頭を任されたときは、どうなることかと思いましたが、お客様と声をかけあいながら、歩くのは山でしか味わえない喜びや感動がありました。

気がついたらお客様以上にヘトヘトになっている自分がいたのはここだけの話です（笑）「白馬は北アルプスの他の山より、比較的難易度低いです。」という文言は大いに間違いです。

標高の高い北アルプスの山々をなめてかかったらいけません。こちらを読んでいる皆様どうか覚悟して山行に申し込んでくださいね。さてはて私の次回の山行はあるのでしょうか、気長にお待ち下さい。