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宮崎市民、憩いの山双石山へ from宮崎店

宮崎市民、憩いの山双石山へ

皆さんこんにちは。シェルパ宮崎店の濱口です。
いつもシェルパのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
先日休みを頂いて、宮崎市内から近郊にある双石山に登ってきました。

宮崎市民、憩いの山。ファミリー登山から初心者、ベテラン者まで楽しめる双石山

宮崎市南部の清武町にある双石山(ぼろいしやま)は低山ながらも起伏に富んだ様々な登山道や珍しい奇岩地質の岩場、宮崎市を一望する事が出来る展望所など初心者からベテラン者、またはファミリー登山まで年齢を問わず登って楽しい宮崎の登山愛好家、ハイカーから親しまれている山。

春や秋の季節は寒くもなく、暑くもない気候になるため山登りをやってみよう、本格的に登山を始めようとする方も増える季節でございます。

よく、宮崎市内から近場で初めて登っても安心なお勧めの山は何処ですか?とお店でも質問がありますが私のお勧めの山は「双石山」です。

これから登山を始めようとお考えの方は是非参考にして頂き、魅力ある双石山に登って欲しいと思います。

小谷登山口→尾根コース→双石山→姥ヶ嶽神社のコースを歩きました

今回は最も一般的に登られている小谷登山口から双石山山頂へ登って来ました。
小谷登山口は道路沿いに面しているので場所も分かりやすく駐車場も広く作られています。
車を停めた向かい側が登山口です。
歩きやすく整備が行き届いた登山道を呼吸を整えながらゆっくりとしたペースで体全身を山に慣らしていくつもりで登りましょう。
スタート直後は元気があるので、つい急ぎ足になりやすくなってしまいますが無理は禁物です。

登山口から30分程登るとハチの巣ような独特の形が特徴的な「針ノ耳神社」が現れます。初めてここに訪れた方は「わぁ~」「凄い」と思わず声を出してしまい自然の作りだす美しい造形美に感動させられます。
双石山の由来は「ボロボロと崩れる」ところから名前が付けられたと言われいますので、この針ノ耳神社を見ると「なるほど」と感じる事でしょう!

登山道をそれて像の墓場へ

双石山は所々に無数の奇岩がある事で有名ですが、そんな奇岩の中でも訪れた人を圧倒する神秘的な岩のスポットが「像の墓場」と言われる場所です。
写真では一見、大きな岩が両サイドにそそり立っているようにしか見えませんが実際、ここへ来てみると何とも言えない感動があります。
この場所は昔、地元の山岳会の方達が岩登り(ロッククライミング)の練習などで使っていた事もあり、当時使っていたハーケン(岩に打つ金具)やロープが当時のまま残されています。
一旦、元の登山口まで登り再び山頂を目指して登ります。
途中、標識が「尾根コース」と「谷コース」に分かれます。上部で最終的には合流しますがどちらのコースを通られても大丈夫です。
尾根コースは岩場やロープ場が連続しますので、ちょっとスリルを楽しみたい方は尾根コースはお勧めです。意外と急な斜面ですがここから第二展望所までは慎重に登りましょう!

第二展望所からは宮崎市内を一望できる絶景スポット

黙々と登って来ましたが第二展望所から素晴らしい絶景が広がります。
ここまで来ると山頂にかけては緩やかな尾根の量製ン歩きが待っています。
今回はちょっと天候が悪く、曇っていましたがそれでも素晴らしい景色でした。

展望所には休憩用のベンチや食事がしやすいようにテーブルも備え付けられているのでここでゆっくり休憩して景色を楽しんで下さい。

いつまでも歩いていたい緩やかな稜線

登山口から第二展望所までは奇岩の見どころと急峻な岩場、ロープ場の連続する男らしい登山道でしたが、第二展望所から双石山にかけては女性らしい緩やかな稜線歩と風の音、鳥の声を聞き楽しみながら歩けます。
険しい道もあれば優しい道もあるのも双石山の魅力なのかもしれません。

稜線の途中には山小屋があります。この小屋が見えたら山頂まではあと少しです。
とても切れな山小屋で、もちろん電気や水道などはありませんが寝袋やマットを持参すればここで泊まる頃が出来ます。
宮崎市内から近郊にある山で、小屋で寝泊まりが出来る山も双石山だけです。小屋の中も綺麗、清掃がされています。

標高509m 双石山

登山口から約2時間程歩き双石山の山頂へ到着です。
天候が良ければ、ここからも宮崎平野が望め東側には鰐塚山などを望めます。
立派な山頂の看板と腰掛用のベンチが設置されています。
誰も居ない山頂を独り占め、小腹がすいたのでジェットボイルでお湯を沸かし熱々のカップラーメンを食べ、コーヒーを淹れてゆっくり1時間程過ごして姥ヶ岳神社へ下山します。
山頂から30~40分程で姥ヶ岳神社へ下山する事ができます。
ここにも広い駐車場があるので、車が2台あれば登山口と下山口に車を停めれておけば下山後もスムーズに帰る事ができます!
今回、私は一人で行ったので姥ヶ岳神社へ下山後は林道を40分ほど歩いて元の小谷登山口へ歩いて戻りました。

初めて登る場合は事前の下調べ、登山地図を必ず携帯しGPSなどのアプリ等も利用すると便利です

低山だからと言っても油断は禁物です。
双石山は整備がされ登りやす半面、いくつもの登山コースが作られています。
初心者でも登れるコースや上級者向けのコースまで様々で標識が分かりにくい
場所などもあったりしますので事前の下調べや当日は必ず登山のガイドマップを持って、「今、自分達は何処にいるのか」「○○から○○までどれぐらい時間がかかるのか」など、ある程度は先の状況を把握しておく事で登山をより安全に、楽しむ事ができます。
せっかくの楽しい登山が道に迷ってしまい大変だった。と思わないようにも事前の装備の確認や下調べはとても重要です。
私も登山へ行く際は必ず地図は持って行き、合わせて携帯のGPSアプリなどを利用して歩いた軌跡などを記録するようにしています。

これから春にかけては九州の各地域の山でも登山最盛期になり花のシーズンにもなり登山を楽しむには最高の季節です。
山の事や装備の事で分からない事があればお気軽に聞いて下さい。
皆様の登山、ハイキングがより楽しくなるように精一杯、お手伝いさせて頂きます。

今回のルート

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