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南薩三山の一座「野間岳」へ from鹿児島店

南薩三山の一座「野間岳」へ

いつもシェルパのホームページをご覧いただき有難うございます。
シェルパイオンモール鹿児島店、岩永いずみです。

皆さん!この冬、九州の冬景色は堪能できましたでしょうか?
もう3月です。福寿草も顔を出し、山並みに春の足音が聴こえてきました。


今年の冬は、南国鹿児島の『南薩三山』にも雪を降らせました。

『南薩三山』とは、開聞岳、金峯山、野間岳のことをいいます。
薩摩半島南端にある「開聞岳」にも積雪。樹氷も発見!

「金峯山」「野間岳」にも、白くまかき氷の如き白銀の世界を見せてくれました。

この南薩三山の一つ、「野間岳」が一番賑わうのが旧正月が終わる頃、如月の二十日に行われる「野間岳二十日祭り」です。8合目の野間神社で行われます。

そのあとの週末には、鑑真の道歩きというウォーキングイベントも行われます

地元の方いわく、タケの祭りは、雨や雪が降ることが多いとのことです。今年は、前日の雨がうそのように上がり良いお天気となりました。今回はその時の報告です。

野間岳の二十日祭り

登山口のメインとなるのは3カ所となります。

野間岳登山口、宮ノ山登山口、太郎木場登山口です。
一番古の風情や自然の恵みが味わえるコースは、宮ノ山登山口→野間神社→野間岳山頂→笠沙石門のある片浦コース→野間神社→太郎木場登山口→国道→宮ノ山登山口です。

もちろん今回もこのコース(通称8の字コース)で参ります。


宮ノ山登山口から野間神社へのコースは、海からの強い風や今回の雪等で倒木が多く見られます。

今回は2カ所の大きな倒木があり、迂回が必要でした。通常の1.5~2倍の時間を想定して計画しスタートです。楽しみながら登るには事前のチェックや準備は必須です。お気を付けください。

実はこのコース、見どころ多い太古の浪漫溢れるコースでもあります。

古の小路(宮ノ山登山口から)を行く

リアス式海岸の続く海側から見る野間岳(笠沙岳)は、屹立して見えるので古くから沿岸航路の目印と去れてきました。南方から海でやって来た宮ノ山先住民の遺跡(ドルメン)も点在し、古事記でおなじみの二二ギノミコトの住居跡も小路沿いに現れます。きくらげやツワブキなども見られ、植生豊かな所です。鉄塔の立つ女岳へも途中から登れます。

二二ギノミコトは、「この地はよき地なり。この地は韓国に向かい笠沙の岬に真来通り、朝日たださず、夕日の日照るくに。ここぞよき地なり。」ともいいます。笠沙岳~岬周辺はすばらしい景色が続き、特に夕日が絶景ですよ!

倒木を過ぎ、迂回して進みます。シダやコケが繁るなかを進むと木立ちが高くなってきます。木漏れ日を浴びる小路になるこの辺りは、秋口になると渡来して来たアサヒマダラが飛ぶエリアです。

アサヒマダラは優雅に飛ぶ蝶です。ゆっくり飛ぶ姿は幻想てきですよ。福島あたりからやってきて、暫くここで休んで飛び立ち、海を越えていきます。


自然遊歩道にでて、右に進むとひょっこり車道に出ます。8合目にある野間神社はすぐです。

が、通り過ぎないで下さい。ここからのパノラマの眺めは結構良いものです。

長屋山、桜島、金峯山、開聞岳が見えるはず…

野間神社から山頂へ

2月20日は二十日まつりで、多くの人が参拝されていました。今は8合目まで車で来る方が多いですが、昔は野間岬など各集落から山頂に歩いて来ていたそうです。

野間神社は、元来、山頂に東宮と西宮があり、東宮に二二ギノミコト、コノハナサクヤヒメが祀られ、西宮にヒコホホデミノミコトが祭神でありました。

中国の海難の神3体が祀られるようになりましたが、台風などで倒壊し今の場所に移ったそうです。

神社の右側を通り山頂に向かいます。登りが続きますが神社からは30分ほどでつきます。程よい位置に2カ所展望所があるので、時間を気にせず寄り道しながら行きたいものです。

海鳥の声を聴きながら登っていくと鹿児島県下の木を植えた広場に出ます。
ゆずやボンタンの実が成っていたりしますが、くれぐれも食べたりしないように!

段々と両脇に大きな岩が現れ、階段や鎖の道を進むこととなります。 そんな時程周りを楽しんで!

野間岳は岩山です。岩に蔓延る苔や左手、左手の岩や木々の合間から見る秋目方面の海を覗くと、異国の風情も感じます。

野間岳山頂

安山岩の露出した山頂手前には、祠や石碑もあります。火山岩を加工したという、火山の恵みです。

そういえば、野間岳に車で来る道沿いに石の鳥居や田の神(たのかんさぁ~)が見られました。

そして、海の眺望のいい山頂は、ミニストーンヘンジ風です。 
独特の形状でのびている海岸線は、アジア大陸の太古を感じます。笠沙岬(野間岬)が目の前に見えます。

山頂で、丁度50年ぶりにタケのまつりに来たという方に会いました50年ぶりに帰郷されたそうです。

昔は学校も休みで、神社辺りはではたくさんの出店が並んでいたとのことでした。

片浦コースにて野間神社へ

さて、野間神社への下山は別コースを通ります。途中からは車道歩きです。

ここは、緑のアーチが続き、マイナスイオンが発生していること間違いなし!そして、笠沙の石門!

これを潜ると何だか天井の岩を持ち上げたくなり、立ち止まってしまいます。
意外と足元が滑りやすくなっているので注意して下さい。

この先にも、まるで大きな舞台のような岩もあります。見つけてみて下さいね。

車道に出る前に、左手にコンクリートの道が見られます。進むと日当たりの良いベンチのある広場が広がり、海をベースに、3つの峰がはっきり分かる金峯山、桜島、開聞岳などが見渡せます。空の青と海の青が綺麗です。

車道にて神社に戻りましょう。途中、野間の伏流水が湧いているのも見られますよ。

太郎木場コースにて下山

神社に戻り、太郎木場コースを降りていきます。海に向かった斜面を進みます。

このルートは、最近地元の方により整備されとても歩きやすくなりました。

以前、丁度整備中の所をお会いした時、数年前に地元に帰り、最近下から整備し始めている。と汗を流しながらチェンソー等で枝打ちされていました。

過疎化が進んではいますが、地元の方に愛されている山だと思います。

人の住んでいただろうと思われる跡、畑だったであろう石垣が山頂近くまでのこっています。

下山口近くは民家や、収穫前の野菜が実る畑があり、この道は生活道であったのが分かります。
この下り坂からの野間岬方面の眺めも最高!ぜひ自分の眼で確かめて下さい。
車道に出て、国道沿いに歩くと宮ノ口登山口に戻ります。

8の字コース終了です。

おまけの野間岬

山頂より、下山路よりと絶景を見せてくれる野間岬はすぐそこです。
車で30分。野間池あたりから夕日ヶ丘そして白い灯台まで歩くと良いと思います。

野間池近くの海沿いの神社もおススメです。なぜか、海に背を向け野間岳に向かって建っています。

このあたりでは、2月11日におまつりが行われるそうですよ。


南さつま市笠沙町は鹿児島店店長永山の故郷でもあります。
地元にまつわる色んな話も聞けるかも?店長の家の近くより、野間岳を眺めると…

野間岳も石垣も素晴らしい!この辺りは海も近く、石垣の小路を散策出来ますよ。

野間岳は591mの低い山です。低くとも意外と道が不明確なところがあったりします。
どこに行くにしても、装備はしっかりと!

あと、ゆっくりできるのも低山!バーナーで料理や飲み物を楽しむのもいいものです。
これから、花も咲き始めます。フレッシュな気分になりますね。

初心に戻って今一度、身の回りのギアやウェア、山について再確認したいものです。 
いろいろとお気軽にご相談ください。外遊びを快適に、そして安全に楽しみましょう。

 

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